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IKARUGO 第三話

IKARUGO 第三節 「豚バッヂ」





プリーストになりました。

唐突でごめんなさい。
プリーストってのはアコライトの高位の聖職者で、
アコライトとして十分に経験を積みそして試験に合格した選ばれしものだけがなる事ができる職業の事なのです!!
・・・と言っても、実際には世間ではアコライトはプリーストになるための単なる通過点として捉えられてるんだけど。
その上には更に高位のハイプリーストなるものもあるんだけど、
そっちはほんとに選ばれた人間くらいしかなる事ができないみたい。
ちなみにきゃなこさんはそのハイプリーストだ。凄い。
聖職者だけでもこのようにランク分けされているのだけど、
僕は最近になってようやく職業という概念がはっきりと分かってきた。
詳しい話は省くけど例えばトリさんは体力が自慢の剣や槍の扱いに長けたナイトという職業で、ザカエ○さんはその上位であるロードナイト。
ぽきもとさんは魔法を使うウィザードという職業で、サノさんはその上位のハイウィザードである、と言った具合に。

さて、プリーストに転職した記念として僕は特別な狩りに連れて行ってもらえることになった。
それは、ボス狩り。

モンスターというのは不思議なもので、倒せど倒せど際限無く湧いて出てくる。
恐らくはもの凄い繁殖力を持っているものと思うけど、
放置していたらあっという間にあふれかえって街を襲撃するであろう事は想像に難くない。
それを未然に防ぐため人々は日々狩りを続けているのである。
そんなモンスター達の中に、ボスモンスターと呼ばれる特別に強力な力を持った奴らが居る。
生半可な力ではとても太刀打ちできず、勇気を持って立ち向かったとしても傷一つ与える事すらできず逆に一撃のもとに殺されてしまうであろう。
かと言って弱いからと言って見逃してくれるはずもないのでボスに立ち向かえる力を持った人たちでボスを倒しに行くのがボス狩りってわけである。
首尾よく倒したとしても一定周期で復活してしまうのでその度に倒しに行かなければならないらしいけど。
普段はIKARUGOはあまりボス狩りには行かないらしいのだけど、
たまたまボスの情報が手に入ったので僕を連れて行ってみようという話の流れになったのだった。

向かった先は通称西兄貴村。正式名称は知らない。
首都を西へ西へと向かい森を抜けた先にあるそこは、
オークという僕らの美的感覚からすると醜い顔をした、
筋骨隆々で緑色の皮膚をした人型のモンスターが村を作り生活を営んでいた。
生活を営んでいると言っても結局はモンスター。
その性質は凶暴でいつ人間を襲いに来るとも分からない。
そんなオーク達の酋長であると噂されるオークヒーローがこれから現れるらしい。
予定時間まであと三秒、二秒、一秒。―――時間だ。
少しでも被害を少なくするため、一瞬でも早くオークヒーローを見つけるため、全員散開し一番に見つけた人は全員にその場所を報告する。
はずだった。
「いきなりキターwww」とは誰の言葉だっただろうか。思い出すことができない。
ちなみに僕をボス狩りに連れてきたIKARUGOのメンバーはと言えば、
ザカエ○さん、夏樹さん、星空星矢さん、ラーメソまそさん、の四人だった。
夏樹さんというのはザカエ○さんのお嫁さんのハイプリーストの方。ザカエ○さんはお嫁さんが108人居て、夏樹さんはその第二夫人であるというのは本当の話なんだろうか。
星矢さんはザカエ○さんと同じロードナイトなんだけど、比較して持久力があるのがザカエ○さん、筋力があるのが星矢さんらしい。
ラーメソまそさんは筋肉ムキムキのチャンピオンという職業の人。素手での格闘を得意とする職業なんだけど、アコライトから袂を分かった同系統の職業であるとはちょっと思えない・・・。
ちなみに半ズボンがちょっとキモ・・・いや何でも無いです。
えぇと話を戻すと、すぐそこの目の前には幾体ものオーク達を従えたオークヒーローが悠然とそびえ立っていた。
そびえ立つ、という表現はあながちおかしなものでもないとおもう。
周りのオーク達と同じ緑色の皮膚で筋骨隆々のその体は、あの黒尽くめの騎士よりもさらに二回りは大きい。
腕にしたって足にしたって僕二人が手をつないでわっかを作っても入りきらないくらいに太い。
その迫力に僕が立ちすくんでいた時、他の四人はすでに行動を開始していた。
まず夏樹さんが星矢さんから順番にハイプリーストにしか使う事のできない魔法、アスムプティオをかけていく。
これは受けるダメージをなんと半分にしてくれるという心強い魔法だ。
アスムをもらった星矢さんとザカエ○さんはオークヒーローに向かって駆け出す。
星矢さんが前、そしてやや遅れてザカエ○さんだ。
すぐに奴らはこちらに気づき、そして向かってくる。
星矢さんと奴らの一団が衝突しようとした時・・・星矢さんは踵を返し180度逆方向へ、つまり僕らの方へと走り始めた。
足を止め立ちはだかるザカエ○さんの横を通り過ぎ、さらに数歩走ったところで再び方向を変え今度は槍と盾を構える。
すると、ヒーローを取り巻いていたオーク達は一斉にザカエ○さんを攻撃しはじめ、星矢さんを追いかけてきたヒーローと星矢さんが一対一で対峙するという構図になった。
凄い戦いだった。
ザカエ○さんは、通常のオークよりも強い力を持った青いオーク達の力強く振るわれた剣と、弓を持ったオーク達の太く長く重い矢の全てを一身に受け、血しぶきをあげながらもひたすらに耐えていた。
そしてヒーローと星矢さんの戦いはというと・・・
ヒーローは巨大な剣を手にしていた。剣と言うよりも鉈と言ったほうが近いかもしれない。
その剣は今までに一体何人の血を吸ってきたのだろうか。
赤くさび付いたその刃はあまり切れ味は良くなさそうであったが、
刃渡りは僕の身長ほどもあり、厚みも僕の掌の横幅くらいはあるだろうか。
見るからに重量感のあるそれの破壊力は十分そうだった。
しかもそれを軽々と片手で目にもとまらぬ速さで、小枝か何かのように扱うのだから恐ろしい。
グォォォン!
大気を震わせる轟音と共に頭上から振り下ろされた刃を星矢さんは手にした盾で軽々と受け流すと、がら空きになったヒーローの胴体にこれでもかと言う程の突きを浴びせ掛けた。
ピアース。一撃一撃の精度は完全に無視し無数に繰り出すこの技は、
相手が大きければ大きいほど突きの当たる回数が増すため、大型の敵であるほど相性が良い。
星矢さんのピアースは確かに深々とヒーローの体に突き刺さり肉をえぐったが、それをものともせずヒーローは星矢さんの体を左から右へなぎ払う第二撃を放った。
星矢さんは瞬時に反応し盾を差しだすものの、ヒーローの怪力の前に吹き飛ばされてしまう。
遮るものが無くなるとヒーローは夏樹さんに肩を向け、タックルの姿勢を作りながら走り出した。
だが。
「スピアスタブ!!」
瞬時に体勢を立て直した星矢さんの体重の乗った突きによりヒーローはあさっての方向へ弾き飛ばされてしまう。
再び星矢さんは僕らとヒーローの間に立ちヒーローと対峙する。
盾を持つその左腕からは真っ赤な血が流れ落ち先ほどの一撃の強力さをうかがわせる。
その頃ザカエ○さんは青いオークをブランディッシュスピアで一掃していた。
広範囲に攻撃するこの技によりあっという間にカタがつき、弓オークを無視してこちらに加勢しようとした瞬間。
ヒーローが突然、体中がビリビリするような、耳が痛くなるほどの咆哮をあげた。
ヒーローの緑色だった皮膚が全身真っ赤に変色し、グロテスクに血管が浮き出ていた。
弓オークの攻撃を意にも介さずザカエ○さんがヒーローに向かって飛び掛り、槍の穂先が触れたその瞬間。
ワイヤーアクションのようにザカエ○さんが後方へと跳躍し、背後にあった岩を砕き、陥没させた。
いや、跳躍したのではない。ヒーローの一閃で弾き飛ばされたのだ。
間髪入れず星矢さんがヒーローに突撃する。が。
ドゴーン!!ゴゴゴゴゴゴ・・・
ヒーローの足元が半球状に陥没する。爆音が鳴り響き地面が揺れる。
ヒーローの剣が大地にめり込んでいる。
あまりの剣速に僕の目で捉えることはできなかったが、どうやらヒーローがその剣を力いっぱい振り下ろしたらしい。
星矢さんはなんとか身をよじって回避したものの、陥没した地面に足を取られバランスを崩してしまう。
土をまきあげながら荒々しくヒーローが剣を引き抜く。
このままだと、ヤバイ!
「レックスエーテルナ」/「阿修羅覇凰拳!!」
突如ヒーローの頭上に白銀の長剣を手にした女神が現れ、
全身にオーラを、特に右の拳にはひときわ巨大なオーラをまとったラーメソさんがヒーローに向かって獲物を捕らえる瞬間の隼の如く突っ込んでいった。
―――カッ。
閃光が炸裂した気がした。木々すらも倒れてしまいそうな爆風に目を開けている事も、立っている事すらあたわない。
それなのに辺りを静寂が支配していたのは、あまりの音に本能が僕を守るべく耳の機能をシャットアウトしていたからだろうか。
もうもうとした土煙の中、夏樹さんのお疲れ様、という声が聞こえた。
土煙の奥からはラーメソさんが、くぼみからは星矢さんが、砕けた岩の瓦礫の中からはザカエ○さんが、口を揃えておつー、と言っていた。
どうやらみな無事らしい。そして、この戦いは終わったらしい。
足が震えている。腰が抜けた。立つ事ができない。
夏樹さんが心配して大丈夫?と声をかけてくれた。
手を貸してもらい、なんとか立ち上がる。
ラーメソさんがはずれか、と残念そうにぼやいていたが当たりはずれがあるのだろうか。
ちなみに決定打になった、レックスエーテルナとはプリーストが扱う事のできる、次の攻撃で受けるダメージを二倍にする魔法であり、
そして阿修羅覇凰拳とは全身全霊を込めた一撃を食らわせるモンク(チャンピオンというのはモンクの上位に当たる職業だ)の必殺技であり、
これを使った後しばらくは歩くのがやっと程度の力しか残らない程の技であると後になって教えてもらった。

ひとつ気になった事といえば、土煙の中だったのではっきりとはしないのだけど、
ヒーローの作った窪みの近くに一枚、カードのようなものが落ちていたような気がする事だ。
特に話題にあがらないし単に僕の見間違いだったのだろうか。
けれど、それにしては。

そのとき窪みにいた人物。星矢さんの表情が、硬い。
  1. 2005/08/16(火) 00:00:01|
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